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2022.08.27

『安心してご来院ください』

まだまだ暑い日が続き天気や気温が気になりますが、最近のコロナ感染者数の大幅増加
も気になりますね。
治療に行きたいが歯科医院での感染が心配という方も多いと思い、コロナウイルス感染
症と歯科について調べてみました。

まず、コロナ感染の発生当初は歯科医師・歯科衛生士の感染リスクに加えて歯科医院内
の感染リスクが非常に高いと言われてきました。
しかし、日本国内において「歯科診療を原因とする感染」が一例も出されていません。

歯科医院において、感染因子である病原体の除去、感染経路の遮断、抵抗力増強など、
従来から徹底した感染予防対策をしてきたことが、歯科診療が原因の感染が起きていな
い理由であると考えられています。

㈰病原体(感染源)の除去
歯科医院では一般家庭で行われるような、菌やウイルスの数を減らす「除菌」ではなく
次亜塩素酸ナトリウムや消毒用アルコールを用いて菌やウイルスを無毒化する「消毒」
が徹底されています。
また、口腔内に使用する器具に対してはオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)などを用い
た「滅菌」も徹底しています。

㈪感染経路の遮断、標準予防策(スタンダードプリコーション)の徹底
すべての患者のすべての湿性生体物質(血液、唾液、体液、分泌物、嘔吐物、排泄物、
創傷皮膚、粘膜など)は、感染性があるものとして取り扱わなければならないという考
えを徹底し、普段の診療から常に感染のリスクがあるとして対応と感染対策を行ってい
ます。

㈫抵抗力増強、健康管理
歯科では早期に対策し、診療前の体調の異常についての問診や、体温チェックをしまし
た。

ほかに、体調が優れない患者さんは無理に来院されないという場所でもあることも歯診
療による感染が起きない理由であると考えられています。

しかし、コロナ感染に対する恐れから来院を控えてしまう「受診控え」が増加した結果
、むし歯や歯周病が悪化してから受診する患者さんが増えているようです。
歯周病に関する世界でトップクラスの学術雑誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・ぺリ
オドントロジー」に出ていた論文では、新型コロナ感染症に関する口腔ケアの重要性が
示されています。

歯周病がある人は重症化しやすく、歯周病のある人では12.8%が重症化し、歯周病がな
い人は2.3%、
歯周病のある人はそうでない人に比べて新型コロナで死亡するリスクが8.81倍、
人工呼吸器使用の可能性は4.57倍の違いがあります。

また、歯の表面に溜まる歯垢(プラーク)の中に新型コロナウイルスが見つかっており
、溜まったままにしていると新型コロナウイルスが住みつくことで、新型コロナの感染
のリスクが非常に高まるようです。

今回歯科とコロナについて調べてみて、改めて感染対策の徹底と、感染症に対する口腔
ケアの重要性に気づかされました。

当院では最初の話での常日頃の歯科における感染対策に加え、スタッフ全員の毎日の健
康チェック 、受付に飛沫防止のアクリル板の設置 、ソーシャルディスタンスの確保,

手指消毒 、来院された全ての方の検温などの感染対策を行っています。

歯周病や虫歯の予防、更にはコロナの感染予防と重症化予防のためにも、どうぞ安心

してご来院下さい。

歯科技工士 若宮

 

 

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